屋外のダニ(マダニ・ツツガムシ)対策
屋外のダニについて
マダニ、ツツガムシは、屋内で発生するダニ(チリダニやコナダニ)とは生態が大きく異なります。
野原や山などに行く際には、屋外にいるダニ(マダニ、ツツガムシ)にかまれないように気をつけましょう。かまれないために、長袖シャツ・長ズボンを着用し、シャツの裾はズボンに、ズボンの裾は靴下の中に入れましょう。
マダニ
吸血中の成虫
吸血前と吸血後
写真提供 東京都
特徴
- 屋内で発生するダニと違い、目で直接見ることが出来ます。
- 成虫は吸血前で約2ミリ、吸血後は10ミリ程度の大きさです。
- 長時間(数日から、長いものは10日間)にわたり、ヒトを含む動物の皮膚に寄生し吸血します。
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ライム病などの感染症を媒介することがあります。
- 主に森林や草地等の野外に生息しており、市街地周辺でも見られます。
かまれないために、かまれてしまったら
かまれないために
- 野外では、腕、足、首など、肌の露出を少なくしましょう。
(長袖、長ズボン、長靴、靴下、手袋、帽子などの着用) - 虫よけ剤(忌避剤)を、肌が露出している部分や袖口、足元などにスプレーしましょう。
- 野外では不用意に座らないようにしましょう。
- 屋外活動後は、服や体にダニがついていないか確認しましょう。
- 家に戻ったら、着ていた服は洗剤をいれて洗濯し、入浴して体をよく洗いましょう。
かまれてしまったら
- マダニをつぶしたり、無理にとったりしないでください。
無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚に残り、化膿することがあります。マダニに気がついたときは、医療機関(皮膚科)で処置をしてもらうようにしましょう。
- マダニにかまれてしまった後、体調に変化があったら、すぐに医療機関を受診してください。その際には、医師にマダニにかまれた旨を伝えてください。
関連サイト
重症熱性血小板減少症(SFTS)に関するQ&A
マダニについて
重症熱性血小板減少症(SFTS)について
「マダニ対策、今できること」のパンフレットがダウンロードできます。
ツツガムシ
幼虫 薄い赤色
刺し口
写真提供 東京都
特徴
- 成虫は河川敷や草地、野山などの土中に生息しています。
- 幼虫の時期にのみ、野ネズミやヒトなどの体表に寄生(吸着)して体液を吸います。十分に吸った後は体表から離れて再び地中に戻ります。
- 幼虫の体長は0.3から0.7ミリで、薄い赤色をしています。
- 幼虫は春から初夏、秋から初冬に多く発生し、ツツガムシ病を媒介することがあります。
刺されないために、刺されてしまったら
刺されないために
- なるべく肌が露出しない服装(長袖、長ズボン、長靴、靴下、手袋、帽子)を着用しましょう。
- 虫が嫌がる薬(忌避剤)を、肌が露出している部分や袖口などにスプレーしましょう。
- 野外では不用意に座らないようにしましょう。
- 家に戻ったら、着ていた服は洗剤をいれて洗濯し、入浴して体をよく洗いましょう。
刺されてしまったら
- かさぶたを伴った特徴的な刺し口ができます。
- 発熱、発疹が主要な症状です。このような症状がでてきた場合は医師の診察を受けてください。
関連サイト
感染症の話 ツツガムシ病について
ツツガムシについて
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