バリアフリーからユニバーサルデザイン、そしてユニバーサル社会の創出・実現へ

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更新日:2023年3月2日

バリアフリーは、障がい者が社会参加するうえでの障壁(バリア)をなくす(フリー)ことで、当初は建築物や道路などの物理的障壁を取り除くことを意味しました。近年では、広い意味で高齢者・障がい者・子育て世代・外国人などの社会参加を困難にしているすべてのバリアを取り除くことを意味するようになりました。
ユニバーサルデザインは、設計・計画段階から「できるかぎりすべての人が利用可能なように、製品、建物、空間、環境をつくること」です。
バリアフリーは既存施設・従来のデザインから出発して、バリアをなくすことを主体とする考え方ととらえられています。ユニバーサルデザインは最初からバリアのないものを、専用ではなくみんなが使えるものをつくろうとする考え方です。

そして現在、「ユニバーサル社会」という新たな社会像が国によって定義されました。「ユニバーサル社会」とは、障がいの有無や年齢等にかかわらず、国民一人ひとりが社会の対等な構成員として、その尊厳が重んぜられるとともに、社会のあらゆる分野における活動に参画する機会の確保を通じてその能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する社会のことをいいます。
町田市では、ユニバーサル社会を実現するため、「まちだユニバーサル社会推進計画(第3次町田市福祉のまちづくり推進計画)」を策定し、施設等整備のユニバーサルデザインの推進、心と情報のユニバーサルデザインの推進、そして新たにいざという時の備えとして、災害対策のユニバーサルデザインの推進に取り組んでまいります。

バリアフリーにおけるなくすべき4つのバリア

物理的バリア

道路、建築物、住宅、駅などで生じるバリアのことです。

制度のバリア

教育、就労、資格取得、地域での自立生活などで生じるバリアのことです。

情報のバリア

視覚障がい者、聴覚障がい者、外国人などにとって日常生活に欠かせない情報が、利用できるかたちで提供されないことなどに起因するバリアのことです。

意識のバリア

人々の意識にある障がい者(高齢者・外国人など)に対する差別や偏見、理解不足、誤解などに起因するバリアで、『心のバリア』とも言われます。

ユニバーサルデザインの取組

制度面におけるユニバーサル社会の実現

本格的な高齢化、少子化の到来により、ユニバーサル社会を取り巻く状況が目まぐるしく変化しています。
こういった社会の変化を踏まえ、全ての人が基本的人権を尊重され、自らの意志で行動し、あらゆる分野の活動に参加することができるよう、心のバリアフリーやユニバーサルデザインをはじめ、福祉のまちづくりを総合的に推進していくことを基本とし、高齢者、障がい者をはじめとする全ての人が、安心して快適に住み続けることができるよう、町田市では「町田市福祉のまちづくり総合推進条例」を定めています。
条例に基づき、施設面のバリアフリーやユニバーサルデザインの推進だけではなく、心のバリアフリーや情報のバリアフリーなどの取組を推進し、ユニバーサル社会の実現を目指します。

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地域福祉部 福祉総務課

電話:042-724-2133

ファックス:050-3101-0928

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