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カワセミ通信221(2025年11月)
どうも、寒さは突然やってくるもののようです。近年はそんな風に季節が進行している感じがします。急に寒くなりました。市庁舎の上階から、白い雪をかぶった南アルプスの北岳が望めるようになりました。
近所の調整池に冬鳥のコガモが10羽ほど入りました。カルガモ、アオサギ、そしてバンのほかに、この池で昼間のねぐらを取っているゴイサギも7、8羽いて、少し賑やかになりました。コガモは、この時期は羽の生え替わりの季節で、オスの羽色もメスと同じ地味な色です。群れのうちのどれがオスなのか、この1か月くらいは区別ができません。冬場のテリトリー確保のための、モズの高鳴きが始まり、冬鳥のジョウビタキも渡ってきました。
さて、先月、10月の後半に、北海道ニセコ町で、全国フットパスの集いが開かれました。初日に総会やシンポジウムがあり、当日と翌日は各3コースに分かれて散策をしました。1か月前ですが、開催時には既に少し高い山には雪が見えていました。
ニセコの大会は、実は、開催を予定していたものが、コロナの流行で延期になっていたもので、地元としては待ちに待った大会となり、そのこともあってか、大会中のフットパスウォーキングでは、地元の食材の提供や、土地の料理の振る舞いなどのおもてなしで大いに盛り上がりました。季節も紅葉の真っ盛りで、参加者は北国の短い秋を満喫できました。実際、翌日の天候は雪になりましたので、ぎりぎりのタイミングでの開催でした。
現地の野鳥のほうは、北海道特有の種や亜種も見られました。津軽海峡を境(ブラキストン線)に鳥相が変わり、内地にいるアオゲラに代わり亜種のヤマゲラの姿も見えました。カケスも、内地では頭がグレーですが、頭が茶色の亜種のミヤマカケスでした。早くもツグミの群れが渡ってきていました。
余談ですが、ニセコ町内は、インバウンド(訪日外国人旅行者)の物価の感覚、例えば、飲食店の値段感覚は我々の数倍だそうで、ニセコの町に入る前に食事を済ませて行きました。
フットパスウォーキング(ニセコ鏡沼)
