ページ番号:613259699

カワセミ通信216(2025年6月)

このページの情報をフェイスブックでシェアします

このページの情報をXでシェアします

このページの情報をラインでシェアします

更新日:2025年6月15日

先月、5月下旬の早朝、ホトトギスの初音を聞きました。毎年今頃、南から渡ってくる夏鳥で、カッコウなども同じ仲間です。散歩の道沿いにホタルブクロが目立つようになりました。タチアオイもそこここに見かける季節になりました。真夏日も増えてきます。暑さに慣れていない今頃は熱中症のリスクが高くなりますのでご注意ください。
さて、今月、6月1日、山崎に東京都町田児童相談所が開設されました。これまで八王子児童相談所の担当エリアだった町田市について、独立して、町田市を担当する児童相談所がスタートしました。同時に、市役所の子ども家庭支援課の児童相談部門も同じところに引っ越ししました。
ご案内のこととは思いますが、町田市でも、年少人口(0~14歳)は減少しています。2015年の約5万7000人が今年は約4万9000人と、10年前に比べ約8000人減っています。一方で、子どもの虐待相談件数は、同じ2015年の410件が、8年後の2023年は1380件と3倍以上になっています。また、不登校の児童・生徒数は2015年の429人が2023年には1378人と、虐待相談件数とほとんど同じ数字で、これも3倍以上増加しています。
ちなみに、児童虐待相談件数のその年の年少人口数に占める割合は、2015年では0.7%(1000人に7人)でしたが、2023年では、2.7%(1000人に27人)と約4倍になっています。
子育て家庭の地域での孤立、貧困や母親のワンオペレーションなどが要因で、子育てにつまずいてしまう、子育てに悩む家庭が非常な勢いで増えているのが現実だと思います。
児童相談所や子ども家庭支援課はそうしたご家庭のサポートのためにあります。また、子育てがうまくいかない家庭に代わって、子どもを育てる里親制度もあります。少子化時代です。市民の皆さんの子どもにやさしいまちの実現へのご支援をお願いします。

児童相談所と市の担当による連携会議の写真児童相談所と市の担当による連携会議の様子