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お家で自然観察しませんか?
市では、「町田生きもの共生プラン」を策定し、市民の皆さんが生きものや自然に親しみを持ち、身近な場所に緑や水辺を創出する取り組みを進めています。
生きものが棲んでいる樹林や草地、水辺などをビオトープといいます。
いくつかの材料で、庭やベランダにもビオトープを手軽に作ることができます。ビオトープを作るには、地域の自然に似せることが大切です。なるべく地域に元々生えている草を利用して作りましょう。
生きものが、思った通りにすぐ来てくれなかったり、なかなか定着しなかったり、ということがあるかもしれません。ペットとは違う野生の生きものが、どんな環境を好むのかを考えながらビオトープ作りにチャレンジすると、いろいろな発見があるのではないでしょうか。
生きもののすみか(ビオトープ)を作ってみよう!
トンボが来るかな?水辺のビオトープ作りにチャレンジ!
1.黒土か川砂を10センチメートルから15センチメートルほど衣装ケースなどに入れます。土地の所有者にお願いし、秋から冬にかけて握りこぶしほどの土をもらって入れてもいいでしょう。土に含まれた種から何かの芽が出るかもしれません。
2.土を盛って、端に陸地部分を作ります。陸地を作ると、いろいろな環境ができるので、いろいろな生きものが来やすくなります。
3.水草を植えます。できれば、田んぼなどで水草を採取させてもらえるとよいですね。
4.水を注ぎます。雨水をバケツなどに溜めておくと、乾燥してしまった時に水を足すことができます。
5.水面がキラキラ反射しているのを見つけて、トンボは産卵にやってきます。水面が水草にすべて覆われないようにしましょう。
トンボに見つけてもらいやすい場所にビオトープを作り、お庭にケースを埋めて草地と続けるようにすると、いろいろな生きものが来やすくなります。
ビオトープの中の環境が少しずつ変化して、多くの生きものがすみかにしてくれる場所になるといいですね。
蚊の発生が心配な場合は、メダカやモツゴなど、小魚を数匹放しておくと蚊の幼虫であるボウフラを食べてくれます。
ビオトープを作る時の注意
- 殺虫剤は使わないようにしましょう。
- 周りに植物が広がったり、生きものが逃げ出してしまわないようにしましょう。
家庭菜園・庭木にも生きものが来る!
無農薬栽培の家庭菜園にも、生きものがやって来ます。葉っぱをかじる虫もいるけれど、ちょっとだけなら目をつぶっておすそわけ。
野菜の上でクビキリギスを発見。他の虫を食べに来ているのかもしれません。
市民の方から、お庭のスダチの木に産み付けられた卵の写真を送っていただきました。
卵を産み付けたアゲハ
市民の皆さんに緑のカーテンを作っていただくために配布したササゲ(つる性植物)
ササゲの花にセセリチョウが来たとのご報告をいただきました!
「お家に生きものを呼んでみよう」パンフレット
生きもののすみか(ビオトープ)作りを応援するため、庭やベランダにトンボや鳥などの生きものを呼ぶための工夫やヒントを載せたパンフレットを、市庁舎7階の環境共生課で配布しています。
また、下記からダウンロードもできます。
パンフレット:お家に生きものを呼んでみよう(PDF・3,806KB)