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荷物らくらく登校の試行
教育委員会では、置き勉の推奨により、児童の通学時の荷物軽減を図っております。この度、新たな学校づくりにおける児童の通学負担軽減策として、児童の荷物の「数量」及び「重量」の削減を目的とした「荷物らくらく登校」を試行します。
第2回 荷物らくらく登校の試行について
試行概要
目的
第1回荷物らくらく登校の結果から、通学カバン(両手がふさがらないカバン)の選択制の周知不足や、手ぶら登校、Chromebookを持ち帰らないことに対する課題が明確になりました。そこで、課題の解決に向けて、通学時におけるカバンの選択制の周知、置き勉の徹底及び宿題におけるChromebookの積極的な活用を焦点とした試行を行い、検証することを目的とします。
試行内容
- ランドセル以外のカバンでの通学の推奨
通学カバンの選択制を周知するため、ランドセル以外のカバン(リュックやショルダーバッグ等、通学時に両手がふさがらないカバン)での通学を推奨します。
- 「置き勉」の徹底
試行期間中の児童の持ち物は、原則として、「Chromebook」「必需品(筆箱等)注記」「水筒」の3点のみとします。
注記:必需品(筆箱等)に含まれる学用品は、筆箱、連絡袋、給食袋(ナフキンなど)、上履き、体育着などです。なお、自宅の鍵や常備薬等の持ち物については、保護者の判断に委ねます。
- Chromebookの積極的な活用
試行期間中の宿題は、原則として、教科書やドリルを用いず、Chromebookを活用します。ただし、1・2年生の宿題については、各校長の判断に委ねます。
期間
2024年2月19日(月曜日)から2024年3月1日(金曜日)
対象校
町田第三小学校・本町田東小学校・本町田小学校
対象学年
1年生から6年生(任意参加)
第2回荷物らくらく登校の結果について
第2回「荷物らくらく登校」の試行後、児童・保護者・教員を対象としたアンケートを実施しました。その結果と、教員を対象とした実施報告をまとめた、アンケート結果及び教員報告結果を掲載します。
第2回 「荷物らくらく登校」の試行 アンケート結果及び教員報告結果(PDF・1,598KB)
対象校 | 町田第三小学校・本町田東小学校・本町田小学校 |
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対象児童数 | 1,072人 |
ランドセル以外で登校した児童割合 | 約47%(対象3校平均) |
ランドセルまたはリュックを使った理由 | ランドセルを多く使った理由は、児童、保護者ともに「入替が面倒・大変」、「使いやすい・軽い・楽」が多い。 リュックを多く使った理由は、児童、保護者ともに「使いやすい・軽い・楽」が最も多い。 |
期間中毎日持ち帰ったもの | 児童、保護者、教員ともに「筆箱」、「連絡帳・連絡袋」の回答が最も多い。 |
置き勉をした児童割合 | 児童の約80%が置いていったと回答した。 持ち帰った理由としては、予習や復習などのために家で使うからという理由が多い。 |
期間中Chromebookを持ち帰った児童割合 | 児童の約9%が毎日持ち帰ったと回答し、ときどき持ち帰ったが約30%、持ち帰らなかったが61%だった。 |
Chromebookを活用した宿題への評価 | 「とてもよかった」、「よかった」の回答が児童は約69%、保護者は約64%だった。 |
まとめ | 通学にランドセルを使用した理由として、児童、保護者ともに「入替が面倒・大変」、「使いやすい・軽い・楽」という回答が多かったため、今後もカバンの選択制の周知を継続する必要がある。 置き勉について、荷物が軽くなって良かったという回答が多かったが、本来持ち帰るべきものを学校に置いてきてしまったり、予習・復習などの家庭学習ができなくなってしまうことへの不安の声もあった。 学用品の備品化やリサイクル品の活用については、算数セットや彫刻刀など、使用頻度の少ないものの回答が多かった。 |
第1回 荷物らくらく登校の試行について
試行概要
目的
通学時における児童の荷物軽減策の実施に伴う効果の検証、課題の抽出
試行内容
- ランドセル以外のカバン(軽量で両手の空くもの:主にリュック)での通学の推奨します。
- 試行期間中は原則として、Chromebookは持ち帰りません。
- 荷物の持ち帰りを最小限にします。
- 試行期間中の1日は、手ぶらで登校(水筒の持参のみ可)する日を設けます。
期間
2023年9月11日(月曜日)から2023年9月22日(金曜日)
対象校
町田第三小学校・本町田東小学校・本町田小学校
対象学年
原則3年生から6年生(任意参加)
第1回「荷物らくらく登校」の試行結果について
第1回「荷物らくらく登校」の試行後、児童・保護者・教員を対象としたアンケートを実施しました。その結果と、教員を対象とした実施報告をまとめた、アンケート結果及び教員報告結果を掲載します。
第1回 「荷物らくらく登校」の試行 アンケート結果及び教員報告結果(PDF・911KB)
対象校 | 町田第三小学校・本町田東小学校・本町田小学校 |
---|---|
対象児童数 | 863人 |
ランドセル以外で登校した児童割合 | 50%以上(対象3校平均) |
登下校時のカバンは何がいいか | 児童、保護者、教員ともに「自由に選んだカバン」という回答が最も多かった。 |
登下校時の荷物で大変なもの | 児童、保護者、教員ともに「Chromebook」という回答が最も多かった。 |
Chromebookの利用頻度 | 保護者、教員ともに、「回数の規定は設けず、担任の判断で家庭に持ち帰らせて活用するほうがいい」という回答が最も多かった。 |
荷物らくらく登校で困ったこと | 手ぶらは無理、忘れ物が増えるという回答が多かった。 また、荷物で大変なものとしてChromebookという意見が多かった一方で、Chromebookを持ち帰ることが出来ないことで困ったという意見も寄せられた。 |
まとめ | 児童、保護者、教員ともに、登下校時のカバンは「自由に選んだカバンが良い」という回答が多かったが、試行期間中にランドセル以外で登校した児童は約半数であったため、今後もカバンの選択制について周知を継続する必要がある。 手ぶら登校(持ち物は水筒のみ)の試行で重量の削減を計ったが、防犯ブザーや自宅の鍵など、必需品を忘れることや、ポケットに必需品を入れて登下校することへの不安といった課題が上がった。 また、Chromebookを持ち帰らないことで、欠席した児童の保護者との連絡が不自由だったことや、宿題が不十分だったという課題が明確となった。 そのため、第2回試行においては、課題解決に向けた取り組みを行う。 |