日本で初めて発見された敷石住居跡が見られる!高ヶ坂石器時代遺跡
国指定史跡高ヶ坂石器時代遺跡
高ヶ坂石器時代遺跡は、牢場、稲荷山、八幡平遺跡の3地点からなる縄文時代の集落跡です。現在の牢場遺跡にあたる場所で、畑のごぼうが曲がって成長していることをきっかけに、1925年に発見されました。翌年、丘陵地における住居跡発見の第一号として国史跡に指定されています。
牢場遺跡の敷石住居跡
八幡平遺跡(2014年再確認調査時)
稲荷山遺跡(2014年再確認調査時)
パネル展「写真で見る高ヶ坂石器時代遺跡の整備」を開催します
2014(平成26)年から行ってきた国指定史跡高ヶ坂石器時代遺跡の整備が11月に完了します。そこで、1925(大正14)年の遺跡発見から整備完了までの経緯を、これまで撮影されてきた写真をもとにパネル展で紹介します。
- 開催期間:2024年12月11日(水曜日)から12月16日(月曜日)
- 会場:芹ヶ谷ひだまり荘(町田市高ヶ坂1-9-1)
- 入場料:無料
- 開場時間:午前9時から午後4時(注:12月15日(日曜日)は午後1時から午後4時)
関連イベント
まちだ歴史講座「まち歴」第9回
「写真で見る高ヶ坂石器時代遺跡の整備 展示解説」
12月14日(土曜日)に、パネル展の内容と、会場に隣接する八幡平遺跡について学芸員が解説を行います。(事前申込制)
関連情報
八幡平遺跡整備工事のお知らせ
整備工事のため、八幡平遺跡の一部が立入禁止になります。
遺構(敷石住居跡)は整備工事中も見学可能です。
整備期間は、2024年9月26日(木曜日)から2024年11月末までを予定しています。
牢場遺跡・稲荷山遺跡
牢場遺跡では縄文時代後期の敷石住居跡が発見され、現在は覆屋をかけて保存されており、覆屋のガラス越しに見学することができます。(覆屋は2017年に建て替え工事を行いました。)
稲荷山遺跡は牢場遺跡に隣接した場所で発見された縄文時代後期から晩期の配石遺構です。現在は埋め戻して保存されており、実物の遺構を見ることはできませんが、遺構の様子が埋め戻した場所の上に再現されています。
牢場遺跡の遺構覆屋
稲荷山遺跡
牢場遺跡西側広場
2023年10月に着工した牢場遺跡西側広場の整備が完了しました。こちらの広場には、牢場遺跡に関する解説版やベンチを新たに設置し散策中の小休止にもご利用いただけるスペースとなっています。
所在
高ヶ坂二丁目1418-3(牢場遺跡)
見学
無料、随時
案内
JR町田駅ターミナル口より徒歩13分。町田街道を横浜方面へ向かい、「三塚」交差点より成瀬街道を成瀬方面に向かう。街道沿いに史跡入口があります。
八幡平遺跡
八幡平遺跡は牢場、稲荷山遺跡と谷を隔てた台地の上にあり、縄文時代中期末の敷石住居跡が発見されています。現在は埋め戻して保存されており、実物の遺構を見ることはできませんが、遺構の様子が埋め戻した場所の上に再現されています。
八幡平遺跡園路入口
八幡平遺跡の敷石住居跡
2024年整備工事
2024年9月下旬から、八幡平遺跡の整備工事を行います。工事中は、階段や四阿など一部立ち入り禁止になりますが、敷石住居跡は見学可能です。
所在
高ヶ坂二丁目1645-6
見学
無料、随時
案内
小田急町田駅南口より徒歩20分。町田バスセンターから高ヶ坂団地行きバスで「団地入口」下車、徒歩4分。
関連資料
高ヶ坂石器時代遺跡の概要と町田駅から高ヶ坂石器時代遺跡周辺の地図を掲載しています。
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