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商業集積地来訪者の流動分析
町田市及び八王子市、立川市の3市はターミナル駅周辺の商業集積地の人の流動について共同研究を行いました。この研究ではスマートフォン等の位置情報を統計データ化したビッグデータを活用し、3市を訪れる来訪者の傾向を分析しました。この共同研究により、町田市だけでなく、多摩地域全体としての傾向や課題を得ることができました。
商業集積地の滞在者数と滞在者割合
商業集積地の1日あたり滞在者数は、休日よりも平日の方が多い傾向です。ただし、商業集積地に自宅や勤務地を持たない一般的な来訪者(流動者)は、平日よりも休日の方が多い傾向です。
商業集積地の1日あたり滞在者割合を見ると、町田市の勤務者割合は八王子市、立川市と比較してやや少ない傾向であることがわかります。
商業集積地流動者の自宅分布
上の図では、3市(町田市、八王子市、立川市)へ訪れる流動者が多い自治体を示しており(灰色)、3市のうちどの自治体に訪れているかをシェアで示しています(円グラフ)。
3市へ訪れる流動者の自宅分布は鉄道沿線上に広がっていることが伺えます。そのうち、町田市を訪れる流動者が多い自治体は、神奈川県方面に広く分布しています。
帰宅距離20km以上の流動者数
災害発生時などで鉄道が動かない場合、帰宅距離20km以上の流動者は帰宅が困難になることが考えられています。町田市の場合、町田駅周辺に帰宅困難者が最も多く発生することが想定されます。また、南町田駅周辺でも休日には多くの帰宅困難者が発生することが想定されます。