カワセミ通信4（2007年1月）

「真光寺川のカワセミ」（版画）

カワセミ通信4
　久しぶりに、鶴川駅南側の鶴見川本川に野鳥を訪ねました。コガモやコサギ、イソシギなどを見ることができましたが、暖冬のせいか、この冬はやや鴨の数が少ないようです。猛禽類のハイタカやオオタカの姿も見えず、少しだけ心配をしています。それでも真光寺川のカワセミのほうは、元気に、枯れヨシの揺れる川べりを行き来しています。今年の年賀状には、そのカワセミ＝町田市の鳥を版画に使わせていただきました。
　年始には、市内の神社を何か所か回り、初詣や元旦祭に参加する機会がありました。各神社とも、今年は例年に比べてお参りの方も多かったようです。また、住まいの近所で行われた賽の神＝どんど焼きにもお邪魔しましたが、そこでも､今年は人出が多いという話でした。何年か前から、町田市内でも伝統行事を復活させる取り組みがされています。どんど焼きもそのひとつでしょう。
　ゲーム遊びやインターネットが日常化しています。そこでは、個人単位での時間の消費、デジタル信号上でのコミュニケーションが増えています。そのことで、逆に、生身の人間同士の交流が求められているのかもしれません。伝統行事は、隣近所、地域で人々が集まる良い機会ですから、これからも大切にしたいものだと思います。
　こうした伝統行事を始め、地域の活動を支えてくださっている多くの市民の皆様に改めて感謝を申し上げます。