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海洋プラスチックごみ削減啓発プロジェクト
町田市では、横浜市、川崎市、横須賀市、鎌倉市、藤沢市、逗子市及び大和市の8市で連携し、深刻な海洋汚染につながるプラスチックごみの発生抑制のための取組について、先進事例の共有や、アクションも含めた活動の検討を進めています。
海洋プラスチックごみ問題とは
海洋プラスチックごみ問題は、野外に捨てられたレジ袋やペットボトルなどのプラスチックが海に漂い続けることに起因する国際的な問題です。
海洋プラスチックごみの中でも、長い間紫外線や波によって細かく砕かれ、5mm以下の小さな断片となったものは「マイクロプラスチック」と呼びます。
プラスチックには化学物質を含有・吸着する性質があるため、小さな魚がエサと間違えてマイクロプラスチックを食べてしまった結果、有害物質が体内で濃縮され、食物連鎖を通じて生態系や人体に悪影響を及ぼすのではないかと懸念されています。
海中ごみ・海岸漂着ごみの7割から8割は陸で発生し、河川を通じて流れ着くものです。根本的な解決のためには、海に隣接した地域だけでなく、広域的な視点での取組が必要となります。
由比ヶ浜海岸にて
2018年夏に、母乳しか飲まない赤ちゃんのクジラの胃の中からプラスチックごみが発見されました。
プロジェクトの主な取り組み
啓発動画の作成
海洋プラスチックごみ問題を知っていただき、削減のために一人ひとりができる行動を呼びかける啓発動画を作成しました。
動画の概要(5分弱)
- 海洋プラスチックごみの環境への影響
- 陸や川、海でつながる8市が連携する意義
- 一人ひとりの行動の呼びかけ
ごみゼロの日(5月30日)に合わせた清掃活動
5月30日の「ごみゼロの日」に合わせ、市民等の方々へ海洋プラスチックごみ削減の取組を周知啓発するとともに、まち、川、海を中心とした清掃活動を実施しています。
啓発作品の8市巡回展示
光・環境造形作家の田中敬一研究室(K-one-Lab)と桜美林大学の学生が連携し、実際に海や川で回収したプラスチックごみの現物をデザイン化し制作した作品等を8市で巡回展示しました。
町田市では、2023年10月16日から10月22日に行われた、環境教育展で展示しました。
展示の様子