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町田市未来づくり研究所の所長ご挨拶
町田市未来づくり研究所 所長 若林 幹夫
町田市は2028年に市制70周年を迎えます。1958年に町田町・鶴川村・忠生村・堺村が合併して人口6万957人で始まった町田市は、高度経済成長期には東京のベッドタウンとなって人口が急増し、その後も人口増加と市街地拡大を続けて、現在では人口43万を超える「都市」になりました。社会の近代化・産業化の中で都市人口が増加し、都市域が拡大する都市化は世界共通の現象ですが、町田市も日本の近代化・産業化の中で、東京近郊の農村から東京大都市圏の一角をなす「郊外都市」へと変貌してきました。
「郊外都市」の特徴は、大都市圏の中心都市(=都心)の拡大・成長の中で、都心で働く人たちの居住の場として、新たな産業や消費の場として、また余暇娯楽の場として、大都市圏の中の一定の機能や役割を担うということです。そうした郊外化の中で、郊外都市には都心とも農村とも異なる生活と文化が創られ、都心や郊外とは異なる街並みと風景が形成されていきました。
日本全体が人口の退縮、高齢化と少子化、産業構造の転換、「失われた30年」とも呼ばれる低成長の時代を経て、町田市を取り巻く社会の状況は大きく変わり、郊外都市としての町田市もそのあり方の転換期を迎えています。グローバルな社会の中での日本の位置づけも、その中での東京大都市圏のあり方も問い直される時代の中で、その一角を占める町田市の現在の位置づけと、これからの可能性を考える必要があります。
都市や郊外のあり方だけでなく、私たち一人一人の生き方、働き方、遊び方、価値観も大きく変わりました。1970年代の町田市の成長を支えた「団地」が想定していた家族や地域社会の形と、現在の私たちの暮らしや地域社会のあり方は大きく異なります。現在の町田市が、そんな新しい生き方、働き方、遊び方にふさわしい街なのか、どうしたらより相応しい街にできるのか、さらにはそれを越える新しい生き方や働き方、遊び方や価値観を生み出す街になれるのか。それらを知り、考え、あるべき可能な未来像を描き、実現していくことが求められています。
町田にお住みのみなさん、住んでいないけれど仕事や娯楽の場として、あるいは親戚や家族の住んでいる場所として町田を訪れているみなさん、町田がお好きですか? みなさんにとって町田は魅力的な街でしょうか? この街に住み続けたい、これから住みたい、働き続けたい、繰り返し訪れたいと思っておられますか?
町田未来づくり研究所は、いま・ここにある町田市とそこでの皆さんの暮らしの現実を正確に捉え、そこから未来に向けた町田市とそこでの暮らしのあり方を提案するための調査・研究を進めていきます。市民の皆さん、町田市を愛する皆さんのご理解とご支援をお願いいたします。
