市長記者会見資料　2023年10月11日開催分

2023年10月11日に開催した市長記者会見で発表した資料を掲載しています。

町田ゆかりの作家・遠藤周作（1923-1996）は、2023年に生誕100年を迎えました。町田市民文学館の開館のきっかけとなった作家であり、当館では開館以来、展覧会や講演会等を通じて顕彰を行っており、今回は3回目の展覧会となります。
遠藤周作は、「日本人にとってのキリスト教」を文学テーマの基底に据え、差別や罪の意識、個と権力、人間の弱さなどの心の暗部を描き出し、本当の自分とは何か、悪に救いはあるのか、人生とは、神、信仰とは何かを問い続けました。共に悩み苦しみ、弱者に寄り添う姿勢が多くの読者の共感をよび、今なお人々を慰め、勇気づけています。
町田在住期（1964～1986）は、『沈黙』『侍』などの代表作を発表するとともに、狐狸庵先生として幅広い年代から親しまれた時期にあたります。
本展では、いま読むべき文学、次世代に語り継ぐ文学として遠藤の作品の数々をご紹介します。

町田薬師池公園四季彩の杜で、「秋遊び2023～来て、見て、体験して 誰かに教えたくなるDaysDays～」を開催します。
毎年15000人以上の方にご来場いただく、今年の紅葉ライトアップは、霧やお香を焚く香りの演出を行い、これまでとは一味違う薬師池で、秋の夜長を楽しんでいただきます。
また、初開催の「七国山のそばの実収穫体験」や紅葉が色づくぼたん園では「まちだシルクメロンカフェ」を期間限定開店、昨年大好評のミニ電車運行はJR横浜線及び小田急線町田駅にご協力をいただくなど、市内団体とも連携し、様々なイベントを開催します。
この機会に、思わず誰かに教えたくなる四季彩の杜の魅力をぜひ体験してください。