地下水調査結果

町田市では水質汚濁防止法に規定されている水質測定計画に基づき、地下水質の調査を行っています。

地下水の水質については、「人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準」として環境基準が1997年に告示されており、全ての地下水に適用されています。人の健康等がより積極的に維持されることが望ましい目標として、環境基準値が設定されています。

「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として1993年に設定されています。一部の物質を除いて指針値が設定されています。

個別物質ごとの「水環境リスク」は比較的大きくない、又は不明であるが、環境中での検出状況や複合影響等の観点からみて、「水環境リスク」に関する知見の集積が必要な物質となります。

概況調査では町田市内を12のブロックに区切り、毎年3地点、4年間で全ブロックを一巡するよう、環境基準項目及び要監視項目を調査しています。また、PFOS及びPFOAの関連物質であるPFHxSについて、令和3年3月に要調査項目に位置付けられたことなどを踏まえ、自主調査を実施しています。

過去の調査により汚染が判明した地点において、継続的に汚染状況を監視するための調査を行っています。

概況調査や、事業者からの報告などにより新たに汚染が判明した場合、汚染範囲を把握するため、地下水調査を実施するとともに、汚染原因の究明に資する情報を得るための調査を行っています。