カワセミ通信21(2008年6月)

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更新日:2008年8月6日

カワセミ通信21
 6月半ばの月曜日に、青森の弘前大学で地方行政の講話をしてきました。三十年来の友人に、町おこしや地域商店街などを研究している教授がいて、頼まれ仕事で行ってきました。前々日の土曜日には、つがる市の福島市長を表敬訪問いたしました。
 日曜日は、「鳥見」をしようと「ミニ白神山地」を散策、ブナやミズナラの大木の繁る森を歩きました。(本物の白神山地は道に迷い易く危険だそうです。)そのあとベンセ沼湿原を訪ねました。ちょうどニッコウキスゲの最盛期で、アヤメとともに葦原を彩り、飾っていました。海岸近くには、ハマヒルガオやハマエンドウなども咲いています。
 野鳥のほうも、湿原、草原の鳥が多く、カッコウ、ホトトギス、コジュリン、コヨシキリ、オオヨシキリ、ホオアカ、カンムリカイツブリなど豊かな自然を背景に間近に見ることができました。ニッコウキスゲの花にコジュリンやコヨシキリが歌う姿は湿原ならではの魅力的シーンです。

 さて、産業経済という面で言えば、津軽地方は、りんごとお米を中心にした農業が産業の核になっています。農道、と言っても一般道路より広く立派な道路ですが、その農道を走ると、道の左右は、どこまでもりんご畑が続いています。水利の取れる平野部の土地はすべて田んぼになっています。これまた見渡す限りの水田地帯です。ところどころ転作のジャガイモ畑が混じっています。
 話が前後してしまいますが、「鳥見」に行く前の早朝、つがる市の中心部の木造町商店街の朝市を訪ねました。木造駅から商工会のあるほうへ続く本通りに沿って、テントやら青空やら、出店が並んでいます。ホタテ貝のダシを使ったスープ餃子をいただき、洋服屋さんの向かいのテントではシジミ汁をごちそうになりました。やはりお年寄りが多いのですが、みんなが明るい笑顔でおしゃべりをしています。耳をそばだてても、津軽弁ということで、話の中味はひと言も判らないのですが、とにかく朝のひと時を楽しんでいる、これが朝市の印象でした。
 今はお米の値段が下がって大変だそうですが、その土地その土地に与えられた条件の中で、どうしたら産業、経済の活性化ができるのか。津軽富士(岩木山)の端正な姿を眺めながら、ふと町田のことを考えていました。

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