カワセミ通信143(2018年12月)

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更新日:2018年12月17日

この冬は暖冬傾向だそうですが、暖かい日が多かった11月に引き続き、12月になっても、「なかなか冬にならない」と感じていました。中旬になって急に寒さがやってきました。遅れ気味(?)だった季節の進行も、紅葉や黄葉も終わり、早朝、丹沢や雪をかぶった富士山がくっきり見られるようになりました。
さて、先日、市内の忠生第三小学校、町田第五小学校の授業を見学しました。今年度の施政方針では、「教育の町田」ということを申しました。「英語で選ばれるまちだ」「ICTを活用した学び」ということも掲げています。
文部科学省の2020年度からの次期学習指導要領では、英語教育やICT教育が重視されています。町田市では小学校の英語教育については、指導要領を2年前倒しして、既に今年の4月から新しい英語教育カリキュラムをすべての小学校で実施しています。
忠生第三小学校では、5年生の英語の授業を見学しました。何か、クイズとかゲームの要素を取り入れて英語を学ぶという感じの授業でした。ALTと呼ばれている外国語指導助手と担任の先生、それに加えて英語を教える専科の先生と、3人が役割分担しての授業でした。一番の印象は、子どもたちが英語を使う授業を楽しんでやっているということでした。
町田第五小学校での見学は、「ICT教育」がテーマでした。町田市では、今年度から2か年(中学校は3か年)で各学校に40台のタブレット端末と大型モニターを整備しています。
ICT教育研究推進校になっている町田第五小学校では、1人1台のタブレット端末を使っての授業でした。5年生の3クラスでの授業は、プログラミング教育でした。これまた、ゲーム感覚を取り入れたソフトウェアが使われていて、太陽の動きをアニメーション画面上でコントロールするというもの。こちらも子どもたちは、楽しそうに取り組んでいました。
課題もいくつかあります。英語教育では、英語の専科の先生がどの学校にもいるというわけではありません。放課後英語教室も増やしていかなければなりません。
ICT教育では、小・中学校でのタブレット端末の整備や大型のモニターなどに多額の費用がかかります。この3か年で約20億円の費用が見込まれています。それでも、実際の授業では児童生徒4から5人に1台の割り当てになりますので、モデル校のように、例えば学年で各クラス一斉に、1人1台でというわけにはいきません。
10年先の新しい時代に生きる子どもたちに、今すべきことの意味を考えさせられる小学校授業見学でした。

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