「2011年度町田市版事業仕分け」について(2011年5月21日開催)

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更新日:2016年6月3日

町田市で2回目となる事業仕分けを実施しました。
2008年に実施した事業仕分けでは、中期経営計画「行政経営改革プラン」で掲げる基本方針2「効率的・効果的に市民ニーズに応えられる行政運営の実現」を図るため、事業の必要性や効率性について、外部の視点から評価を行いました。
今回は、前回の基本方針2に追加して、基本方針1「透明性の高い行政運営の実現」を目的に加え、事業仕分け対象事業の担当者が市で行っている事業(施設)のあり方について積極的に情報提供し、学識経験者と市民で構成する「仕分けチーム」との対話を通じて情報を共有しました。学識経験者と市民の両方の視点から評価を行い、新しい中期経営計画につながる事業の改善を進めることを目的として実施しました。

事業仕分け結果を踏まえた市の今後の対応

町田市版事業仕分け終了後、事業仕分け当日の話し合いや意見だけでなく、それらの中から気づいた課題などを含めて改善点を検討し、各施設で改善プログラムを策定しました。その内容をもとに、事業仕分け結果を踏まえた市の今後の対応を決定しました。

町田市版事業仕分け結果及び市の対応(改善内容一覧) 
施設名 事業仕分け結果 事業仕分け結果を踏まえた市の今後の対応
保育園 現状の努力で問題はない、現状予算でサービス充実の努力を維持 (1)待機児童対策としては、今回新たに策定した新・保育サービス3ヵ年計画に基づき、引き続き保育所を整備していきます。
(2)保育料については、今年度、来年度をかけて保育料検討委員会を開催し、適切な受益者負担となるよう検討します。
(3)2010年度策定した「(仮称)地域子育て相談センターの機能充実と公立保育園運営の最適化」の計画を引き続き進めていきます。
ふれあい桜館
(高齢者福祉センター)
サービス・予算ともに拡大・充実 (1)利用者や地域住民のアンケート調査を実施し、ふれあい館のあり方や必要性を見直します。
(2)(1)の調査をもとに、今後のサービスの方向性を策定します。
(3)見学者を利用者として導きます。
(4)受益者負担のあり方を検討します。
(5)他館との連携を深め、より一層のサービス向上を図ります。
青少年施設ひなた村 抜本的見直し(目的・対象など) (1)子どもセンター・子どもクラブなど他の児童青少年施設とともに施設のあり方を検討し、ひなた村の位置づけを明確にします。
(2)市民協働の体制の充実や、民間活力導入を視野に入れた検討を始めます。
(3)平日の日中の利用者増に向け、工作・遊びや「体験活動教室」を実施するとともに、サポートスタッフの育成を図ります。
(4)ひなた村の特長を生かした「自然体験活動教室」等のプログラムメニューを増やします。併せて、顧客の拡大策を検討します。
(5)防犯対策を強化しました。
堺市民センター サービス維持・拡大で、予算縮減 (1)<センター全体>複合施設としての一体的な管理・運営のあり方について検討します。
(2)<センター全体>センター館内施設の職員による定期的な連絡会議を立ち上げ、情報の共有を図り、サービス拡大と経費削減に活用します。
(3)<ふれあいけやき館>受益者負担のあり方を検討します。
(4)<堺図書館>現行のおはなし会に加え、乳幼児向けおはなし会を市民ボランティアとともに実施します。
(5)<堺図書館>開館日・開館時間拡大の検討を行います。
(6)<ふれあいけやき館>入浴時間短縮により、予算削減に努めます。
健康福祉会館 現状の努力で問題はない、現状予算でサービス充実の努力を維持 (1)乳幼児の健診受診者の利便性の向上
(2)複合施設としての他課との連携強化
(3)<ふれあいもっこく館>受益者負担のあり方を検討します。
(4)施設のPRや館内案内のチラシにより、利用率向上に努めます。
(5)情報交換会議の開催
町田リス園 サービス・予算ともに拡大・充実 (1)リス園が周辺の観光施設とのコラボレーションが進められるような支援策を創設します。
(2)今後のリス園の運営や施設整備において、市と運営団体との役割分担について、また市が団体へ財政援助をする位置づけについて、それぞれ明確化を図ります。
(3)観光セクションとの連携策として、町田市観光コンベンション協会との連携・協力体制を、より一層充実させます。
(4)あらゆる世代に向けて、また市内のみならず市外の方へ向けてのPR策の強化を図ります。
玉川学園子どもクラブ
ころころ児童館
現状の努力で問題はない、現状予算でサービス充実の努力を維持 (1)施設の有効活用と利用者拡大
(2)施設間の連携強化
町田市立総合体育館 サービス維持・拡大で、予算縮減 (1)メインアリーナ等の利用料金を改定します。
(2)「みる」スポーツについてのPRを増やし、市民の理解・関心を広げます。総合体育館の優先予約の取扱基準を改定します。
(3)学校の体育館を含む学校開放事業を見直します。
(4)総合体育館で実施される事業への市民参画を拡大します。
学童保育クラブ 現状の努力で問題はない、現状予算でサービス充実の努力を維持 (1)特別保育(延長保育)の時間・料金についてプロジェクトにより、検証・研究し、より利用しやすい制度となるよう改善します。
(2)利用者負担について見直しを検討します。
(3)通所支援の対象を拡げて実施します。
町田市立学校温水プール 抜本的見直し(目的・対象など) (1)抜本的な改善を図り、その効果が見込まれない場合は、当面中止をし、新たな利用方法について慎重に検討します。
(2)使用料の改定を行います。
(3)利用者アンケートを実施し、その結果よりサービスの見直しを行います。また、PR方法を検討します。
まちだ中央公民館 サービス維持・拡大で、予算縮減

(1)若年層を含めた幅広い年齢層の潜在利用者のニーズに対応します。
(2)幅広い年齢層に受け入れられる名称を検討します。
(3)公民館と市民大学の事業を総合化し、新たな生涯学習拠点として、町田市生涯学習センターを設置します。
(4)他機関(大学・民間企業等)との連携を深めます。
(5)学習相談機能を強化するため、生涯学習や社会教育についての専門性を持った職員を配置します。
(6)施設使用料について有料化による施設利用の適正化を図り、円滑に運営します。

施設別改善プログラムシート

事業仕分け結果を踏まえた市の今後の対応を決定するにあたり、各施設から改善プログラムシートを提出してもらいました。なお、この内容は2011年9月時点で考えられたものです。予算等により変更となる場合もあります。

事業仕分け結果を踏まえた市の対応状況

  • 2016年5月末時点の対応状況をお知らせします。

実施日時・会場

2011年5月21日(土曜日)午前9時30分~午後5時45分
町田市文化交流センター5階けやき

(所在地・交通アクセス等はリンク先をご参照下さい)

※2011年度町田市版事業仕分けは終了しました。
当日は174名の方にご来場いただきました。ありがとうございました。

今回の事業仕分けの特徴

追求型ではなく、仕分け人との対話を通じた話し合い型の事業仕分けです。
(1)話し合いの時間を20分から40分に増やしました。
(2)来場者の方が参加しやすいように、対面型ではないレイアウトにしました。
(3)仕分け人に市民の方が参加しました。
(4)来場者の方にも質問を行い、評価をしていただきました。
(5)改善プログラムの策定を行いました。

事業仕分け対象事業(11種の施設)

タイムスケジュール
時間 けやき東(第1会場) けやき西(第2会場)
午前10時~11時 保育園 ふれあい桜館
(高齢者福祉センター)
午前11時~12時 青少年施設 ひなた村 堺市民センター
午後1時~2時 健康福祉会館 町田リス園
午後2時~3時 玉川学園子どもクラブ
ころころ児童館
町田市立総合体育館
午後3時20分~4 時20分 学童保育クラブ 町田市立学校温水プール
午後4時20分~5時20分 まちだ中央公民館

仕分けの流れ

(1)市の施設担当者が施設概要を説明(5分)

(2)仕分け人チームと施設担当者との話し合い(40分)

(3)仕分け人チームが仕分け結果を帳票記入(5分)
☆来場者の皆さんもリモコンで評価


(4)コーディネーター総括(10分)

※(3)について
仕分け結果について、仕分け人は帳票に記入。
その間、来場者の皆さんには施設利用の有無、事業担当者の説明がわかりやすかったかなどの質問にお答えいただきました。
最終的には仕分け人と同様に、結果に関する質問にもリモコンで回答していただきました。

※(4)について
仕分け人と施設担当者との話し合いの結果をコーディネーターが整理し、チームの結論として発表しました。

事業仕分け対象事業(施設)概要説明書

来場者の皆さんには、事業仕分け対象となる施設の施設概要説明書をまとめた「町田市版事業仕分け資料集」をお渡ししました。
ホームページでは「町田市版事業仕分け資料集」から、施設概要説明資料の見方と施設概要説明書のみを掲載いたします。

仕分けの評価

評価の区分
項目 評価指標
不要 1.廃止
要改善 2.抜本的見直し(目的、対象など)
  3.サービス・予算ともに縮減
  4.サービス維持・拡大で、予算縮減
  5.サービス・予算ともに拡大・充実
現状維持 6.現状の努力で問題はない 
現状予算でサービス充実の努力を維持

仕分け人は話し合いを通して、上記の区分で評価を行いました。
来場者の皆さんにも、リモコンで同様に評価を行っていただきました。

このページの担当課へのお問い合わせ
政策経営部 経営改革室

電話:042-724-2503

ファックス:050-3085-3095

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