カワセミ通信175(2021年9月)

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更新日:2021年9月15日

朝夕、コオロギの声を聞く季節になりました。10羽ほどのエナガの群れが庭のザクロの木にやってきて、枝に付いた小さな虫を、これまた小さなくちばしでついばんでいきました。広袴不動尊のピンクの花の百日紅さるすべりで少し遊んで、移動していきました。
さて、新型コロナウイルスの変異株の流行で心配されていた、小・中学校の2学期も始まりました。
町田第一中学校の2学期は、新しい校舎です。2019年からの工事がようやく終わり、先日、落成式を行いました。コロナ対策ということもあり、少人数での開催になりましたが、地域の方や一中の生徒さんにも加わっていただき、心のこもったお祝いになりました。
先年の鶴川第一小学校建て替えと今回の町田第一中学校建て替えで、ここ10年程続いた、小・中学校の新設と老朽化による建て替えも、ここで一段落ということになりました。
昭和40年代から、町田市では市立学校の新設ラッシュがありました。それから40年、50年が経とうとしています。少子化の流れにより小・中学校の児童生徒の数は、今後20年で3割減少すると見込まれます。建物の老朽化と学級数の減少が一緒にやって来ます。
町田第一中学校は、これまでも、地域開放施設として温水プールを備え、体育館等地域住民の利用に配慮した施設として整備し、運営してきましたが、これからは地域住民が地域の施設として使う「地域施設」としての位置づけをしています。そういう意味で「地域に支えられた地域の施設としての」学校=「新たな学校づくり」計画の理念を先取りした形になりました。
学校建設には、多額の財源が必要になります。高度経済成長期には毎年1万人、人口が増えていました。当時は、毎年、市立小・中学校を建設していました。ただ、それを支える税収も人口増により、毎年増加していました。
これに対して、今後の20年間の「新たな学校づくり」では、老朽化への対応と再編成の所要額は2000億円以上と見込まれています。少子・高齢化時代、人口減少や財政収入の減などもありますが、財源確保を含め、「新たな学校づくり」を進めていかなければなりません。

落成式の様子の写真落成式の様子

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