避難とは「難」を「避ける」ことです。避難施設へ避難することがすべてではなく、災害が起きてもご自宅で被害が少なく、生活を送れる状況であればご自宅で避難生活を送る在宅避難も選択肢のひとつとなります。災害に備えて、必要となる備蓄を確認しましょう。
在宅避難とは、災害が発生した際に自宅で避難生活を送ることを指します。これは、避難所に移動する必要がない場合や、移動が困難な状況において選択肢のひとつとなります。在宅避難には、以下の点でメリットがある一方で、事前準備が必要となります。マンション等の集合住宅は、比較的揺れに強く、在宅避難が推奨されております。
自宅は普段から生活している場所なので、心身のストレスが軽減されます。慣れた環境で過ごすことで、安心感を得ることができます。
自宅にはすでに生活に必要な物資があるため、避難所へ移動するよりも物資の確保が容易です。特に、非常用トイレ、食料、水、医薬品などの備蓄が重要です。災害時には物流が滞る可能性があるため、最低3日分、できれば一週間分の備蓄をしておきましょう。
家族が一緒にいることで、心理的な安心感が得られます。家族間で協力し、支え合うことができます。また、災害の状況を常に把握するため、地域の情報を収集しましょう。近隣住民と協力して安全を確保することが重要です。
在宅避難に関する取組みを紹介しています。
次のような場合は、避難施設へ避難しましょう。
避難施設には、乳幼児のいるご家族や妊娠されている方、周囲の支援を必要とする方、ペットを連れてくる(同行避難をする)方など、さまざまな人が避難します。
避難施設は避難者が共同生活を送る場となります。周囲の援助や配慮が必要な人も安心して避難生活を送れるよう、お互いに助け合いましょう。
災害が発生した場合に備えて、お近くの避難施設(避難所)・避難広場(避難場所)がどこにあるのか確認しておきましょう。防災マップやホームページ上で確認することができます。