カワセミ通信100（2015年4月）

モノレール延伸について要請する石阪市長

• カワセミ通信100

カワセミ通信も100号になりました。時々、市民の方から「読んでいますよ」と声をかけられることもあり、うれしくもあり、また、つたない文章に恥ずかしくもあります。
広袴のあたりでは一番遅くに開花する、去年アオバズクが鳴いていた、広袴不動尊の桜も満開になりました。「世の中は三日見ぬ間の桜かな」ということわざがありますが、今年の桜は、急に咲いて、それこそ3日もしないうちに満開になってしまいました。桜に限らず、春の花は草花も樹木も1日ごとに、芽が出て、つぼみへ、開花へと、それぞれが競うように咲き、まさしく急ぎ足です。今、捕まえないと通り過ぎていってしまう、そんな感覚です。
ツバメを3月末に今季初めて見ました。オオタカがカラスに追われている場面にも遭遇しました。野鳥のほうも繁殖に忙しい季節です。桜に続いて、コナラやクヌギの新芽が開き、丘の景色が薄みどりに煙る、春本番です。
さて、本紙でもお伝えしていますが、先月、太田国土交通大臣を訪ねて市民の皆さんの署名を届け、多摩都市モノレール町田方面の延伸実現へのご支援を要請してまいりました。国土交通省の交通政策審議会の答申は今年度内に予定されています。
東京都内の今後の鉄道等の交通計画については、これも先月、舛添知事の記者会見で、中間まとめが発表されました。その中では、都内の5つの新規路線を、整備効果が高いことが見込まれる路線としており、今後さらに検討を深め、都の考えを取りまとめて国に示していく、としています。その5つの路線には、私たちの要望している多摩都市モノレール・町田方面延伸線も含まれています。
町田市としては、今年度予算に、モノレール導入予定路線となる新しい道路（都市計画道路3・4・20号線）の都市計画決定の準備経費を予算計上しています。この多摩市との境から下小山田までの道路については都市計画決定、事業認可そして道路整備事業と、まだいくつかの段階がありますが、今後もモノレール実現に向けて事業を進めてまいります。市民の皆さんのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。