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市長あいさつ

市長の石阪丈一です。
町田市は、1958年(昭和33年)2月に東京都で9番目の市として誕生しました。当時の人口は6万人でしたが、鉄道などの交通の利便性を背景にした商業の集積や、緑豊かな美しい自然、多くの大学等がある学園都市の一面など、多彩な魅力を持つ都市に成長し、今日では43万人を超える人口を抱え、更に発展を続けています。

私は2006年の市長就任当初から、「すべての世代の人々に生活の質の向上を実感していただく」こと、「市民目線による行政経営改革を進める」ことの2つの志を持って市政運営に取り組んでまいりました。
この志のもと、子どもの居場所の充実や子育て環境の整備等による子ども・子育て世帯への支援、介護予防活動の実施や施設整備による高齢世代への支援のほか、まちの賑わいづくりや次世代エネルギーの活用といった全世代の生活の質を向上させるまちづくりを推進してきました。
また、行政経営改革については、市民参加型事業評価の実施、包括外部監査制度や複式簿記・発生主義の会計方式の導入等による市政の透明性の向上に加え、行政手続きのオンライン化やキャッシュレス決済の導入といったデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、市民の利便性と市役所業務の生産性の向上を図ってまいりました。

こうした中、町田創造プロジェクト(MSP)や「若者が市長と語る会」など、町田の将来を担う子どもたちが社会に参加意識を持てる「子どもの参画」の取り組みを積極的に実施してまいりました。そして、その取り組みが評価され、2021年12月に日本ユニセフ協会から、「子どもにやさしいまちづくり事業」を実践する全国5自治体のうちの1市として承認を受けております。
「子どもにやさしいまちづくり」は、“誰もがやさしくなれるまち”、“誰にとってもやさしいまち”につながっていくと考えております。この姿勢は、2022年度にスタートした、町田市の目指す姿やその方向性を示す町田市基本構想・基本計画「まちだ未来ビジョン2040」にもしっかりと継承し、誰もが「町田に住んでよかった」「町田で育ってよかった」と思えるまちづくりを推進しております。

2040年の町田市をイメージする都市像に掲げた「なんだ かんだ まちだ」の実現を目指し、10年後も20年後も選ばれ続けるまちとなるよう、全力で市政運営に取り組んでまいりますので、引き続きご支援、ご協力をお願いいたします。(2024年2月 石阪丈一)

2024年度の市政運営にあたって

2024年度は、「まちだ未来づくりビジョン2040」と「町田市5ヵ年計画22-26」の3年目を迎え、5ヵ年計画は、折り返しの年となります。
これからのまちづくりのキーワードは、「人と人とのつながり」と「デジタル技術」であると考えています。コロナ禍が明けて、“人と人とがつながり、一緒にいること、触れ合うこと”の大切さを再認識し、「人と人とのつながり」こそが、これからの時代の新しい価値になるのではないかと考えています。また、多様な主体との連携や行政のDXを進めていくことで、市民サービスの利便性をより一層進めていく必要があります。
こうした考えのもと、未来への投資と未来を見据えた行政サービスを提供し、次世代につながるまちの好循環をつくり、まちの魅力を高め続けます。そして、人と人とのつながりを軸に、お互いに支え合えるような地域づくりを進めることで、「なんだかんだ言っても、やっぱりまちだが一番」、と思えるまちづくりに取り組んでまいります。