広報まちだ6月15日号「ごみ減量で地球を冷やそう」ハチドリ教室・黒津さんインタビュー全文

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更新日:2021年6月15日

広報まちだ2021年6月15日号「ごみ減量で地球を冷やそう」でご紹介したハチドリ教室を主宰する黒津一子さんに伺った、ごみ削減の取り組みについて、全文を掲載しました。

黒津一子さんプロフィール

市内在住
2005年から環境問題(ごみ問題)に関心を持ち、ごみ減量に取り組み始め、2007年から環境授業『ハチドリ教室』を地元小学校で行う。その後、町田市と共にハチドリ教室の出前授業も開始。以来14年間で203回7186名に授業を行ってきた。

世界中にある焼却炉のうちの3分の2は日本にあったことを知り衝撃を受ける

2005年10月からごみの有料化が始まりました。その直前に駆け込みで出されたごみの山の写真を見た時、その多さに驚きました。そして「ごみ」について勉強してみると、世界中にある焼却炉の3分の2が日本にあることを知り、これは大変!なんとかしなくてはと思い、ごみの減量に取り組み始めたのです。

ごみ有料化直前に駆け込みで出されたごみの山

民話「ハチドリのひとしずく」との出会い

2006年、南米エクアドルの民話「ハチドリのひとしずく」に出会い、燃えている森にひとしずくの水を必死に落とし続けていたハチドリの姿に感動し、自分もハチドリになりたいと思いました。

紙芝居を読む黒津さん

「ハチドリのひとしずく」


森が燃えていました。

森の生きものたちは、われ先にと逃げていきました。

でもクリキンディという名のハチドリだけは、いったりきたり

口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。

動物たちがそれを見て、「そんなことをしていったい何になるんだ。」

といって笑います。

クリキンディはこう答えました。

「私は、私にできることをしているだけ」

出典『私にできること~地球の冷やしかた』(ゆっくり堂)


同時にテレビで地球温暖化がものすごいスピードで進んでいることに驚き、ハチドリのごとく、自分にもできることがある、何か行動して温暖化を止めたいと思いました。その時一緒にテレビをみていた、当時小学生だった息子がつぶやいた、「この話を学校のみんなで考えれば・・・」の言葉をきっかけに小学校で環境授業「ハチドリ教室」をすることになったのです。熱くなった地球を冷やすために1人1人ができることをしていこうと呼びかけました。

“一人のひとしずく”が“たくさんのひとしずく”に広がり始める

子どもたちの感想文

地元の小学校で始めた環境授業は、2007年5月に、町田市との協働事業に発展しました。きっかけは、私が市の3R推進課に「子ども達に分別することでごみが減るということを体験し、気づいてもらい、行動につなげていってほしいです。一緒に出前授業をして頂けませんか?」と相談したこと。その後、市の協力も得て、町田市と母たちとの協働で環境授業『ハチドリ教室』を行う事となったのです。

2012年9月には、正式に町田市環境資源部と協働で「ハチドリ教室」を行う事の確認書を交わしました。

この取り組みは世間にも知られることとなり、2015年4月に小学校4年生の社会科の教科書(教育出版2015から2020年度)にハチドリ教室について掲載されました。現在も続くこの教室は、14年間で203回7186名に授業を行うこととなりました。

また、町田市ごみゼロ市民会議に参加した際、2003年から始まった徳島県上勝町でのごみの分別ステーションの取り組みが話題となりました。会議の分科会で、「この取り組みをなんとか町田市でも取り入れたい」とみんなで話し合い、「リサイクル広場まちだ」が誕生しました。この事業は現在も定期的に実施されています。

持続可能な社会を目指すことは今やトレンド

持続可能な生活は今やトレンド。それをかっこいいと思える世界に移行しつつあります。子ども達の未来を明るいものにするためには今絶対必要なことだから、アクションを起こすと、やった分だけちゃんと効果が出て楽しくなる。そんな心持ちが大事です。私はハチドリ教室を通じてワクワク楽しい気持ちを沢山もらっています。

ごみを減らすために私たちにもできること

それは、ごみになるものを分別して資源化する事。次に紹介する1から5を実践する事をおすすめしています。

  1. 生ごみを生ごみ処理機で堆肥化。
  2. ペットボトル、牛乳パック、白色トレイは洗って乾燥させてスーパーの拠点回収に出す。
  3. 雑紙、新聞、段ボール、カン、ビン、剪定枝などリサイクルできるものは資源ごみに出す。
  4. 古着は人にあげたり、リサイクルショップに売ったり、資源ごみに出す。
    3と4は「町田市資源とごみの収集カレンダー」を見るといいですよ。
  5. 「リサイクル広場まちだ」を活用するといいよ。
    陶磁器・ガラス食器、廃食用油、紙容器、家庭用金物、洗剤の計量スプーン、ペットボトルのふた、パン袋の留め具、ビデオテープ、インクカートリッジ、小型家電を持ち込めます。

1から5の中で、一番お勧めしたい方法は1の生ごみの堆肥化(資源化)です。

我が家では生ごみ処理機に入れて、堆肥化します。ごみは出ないし肥料としても使えるので一石二鳥です。

生ごみ処理機等購入費補助金制度があります。

1回購入すれば、長く使えるし、我が家も14年使っていますよ。資源化している方法もハチドリ教室で教えています。

合言葉は『もったいない!ほっとけない!へこたれない!』

昨年(2020年)は、コロナウイルス感染拡大でハチドリ教室を行う事ができませんでした。でも今年に入って1つの小学校から「今年度はリモートなど形を変えての授業をお願いできませんか」と相談があり、なるほど!リモートを使ってならハチドリ教室ができるんだ!と気づき、今、準備を進めているところです。コロナ禍でも子ども達に「ハチドリの心」を伝え、みんなで地球を冷やしていきたいと思います。私達の合言葉『もったいない!ほっとけない!へこたれない!』でがんばります。また、私たちの活動を知って頂くことで、皆さんが日々のごみ削減を考えるきっかけになればと思います。

このページの担当課へのお問い合わせ
環境資源部 3R推進課 推進係

電話:042-797-0530

ファックス:042-797-5374

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