「(仮称)まちだユニバーサル社会推進計画(第3次町田市福祉のまちづくり推進計画)」(素案)市民意見募集結果 5 市民意見募集結果の概要 5-1 計画の考え方に関するご意見(2件) 計画の考え方など計画全般に対して2件のご意見がありました。「日本中に誇れるように計画を進め実現させてほしい。」というご意見(No.1)に対しては、「ご意見の実現に向けて、計画を推進してまいります。」と市の考え方を回答しています。また、「障がいというものについての正確な教育啓蒙を重点的に取り上げてほしい。」というご意見(No.2)に対しては、「推進事業12や推進事業14における当事者の講話を交えた各種体験等を通して、より多くの方に障がいへの理解促進を図る取組を進めてまいります。」と市の考え方を回答しています。 5-2 ユニバーサル社会の実現に向けた取組に関するご意見(43件)抜粋 ユニバーサル社会の実現に向けた取組である各推進事業の内容に関して合計で43件のご意見がありました。最も多い内容は、推進事業15「生涯学習におけるユニバーサルデザインの啓発」の「青年学級の事業の継続」に関するもので14件のご意見(No.22〜No.35)がありました。このご意見に対しては、「障がい者青年学級は、教育委員会の大事な事業の一つとして認識しています。ご意見を参考にしつつ、持続可能な仕組みを検討してまいります。」と市の考え方を回答しています。 次に多い内容としては、感覚過敏などの発達障がいのある人に対する施設整備や配慮に関するもので6件のご意見がありました。推進事業3「バリアフリー、ユニバーサルデザインによる市の建築物の整備」に関するものとして、「公共の施設やイベントでカームダウンルーム※の設置を考えてほしい。」というご意見(No.4)に対しては、「町田市福祉のまちづくり総合推進条例整備基準等マニュアルや心のバリアフリーハンドブックにカームダウン・クールダウンに関する内容を追記し市職員等への啓発を検討してまいります。」と市の考え方を回答しています。また、推進事業4「ユニバーサルデザインによる市立学校の教育環境整備」に関するものとして、「オープンスペースは発達障がいの人が落ち着いて学習できる環境ではない。」などというご意見(No.5〜No.8)に対しては、「今後の検討の参考としてまいります。」と市の考え方を回答しています。また、推進事業14「福祉教育の実施」に関するものとして、「発達障がいや知的障がいのある人も取り上げてほしい。」というご意見(No.20〜No.21)に対しては、「福祉教育のプログラム検討の参考としてまいります。」と市の考え方を回答しています。 次に、推進事業5「歩道のバリアフリー改善整備(歩道整備・舗装補修)」に関するものとして、歩道のバリアフリー化に4件のご意見(No.9〜No.12)がありました。これらのご意見に対しては、「セミフラット型の歩道の採用や、市民通報アプリ『まちぴか』町田くんの活用等により、全ての人が安全で安心して歩ける快適な歩行空間を形成してまいります。」等と市の考え方を回答しています。 次に、推進事業18「情報のバリアフリー、ユニバーサルデザインの推進」に関するものとして、「障がい者にとってデジタル化の恩恵は大きいが、高齢者を含めデジタルデバイドを感じる。情報格差を生まない取組をお願いしたい。」というご意見(No.40)が1件ありました。これに対して「情報のバリアフリーハンドブックにデジタルデバイドに関する内容を記載し、市民や市職員のデジタルデバイドを解消する意識啓発に取り組みます。また、市の情報発信は広報紙を始め、ホームページやメール配信サービス、動画など複数の情報提供手段を用いて、誰もが必要な情報を利用可能な手段で入手できるよう効果的に取り組んでまいります。」と市の考え方を回答しています。 次に、推進事業23「町田市バリアフリーマップの整備」に関するものとして、「バリアフリーマップの必要性や現行マップの改善を要する。」というご意見(No.42〜No.43)が2件ありました。これに対して「町田市バリアフリーマップの改善を計画に反映し、取組内容に、「スマートフォンからのアクセスに対応し、デジタル技術を活用して視認性や検索性の高いホームページ(アプリ化も含む)を検討・リニューアルし、利便性の向上を図ります。」を追記します。」と市の考え方を回答してします。 5-3 ユニバーサル社会推進体制に関するご意見(2件) ユニバーサル社会推進体制に2件のご意見がありました。「推進体制のイメージ図に障がい当事者や保護者が表記されておらず協働すべき存在である。」というご意見(No.46)に対しては、「ご意見を計画に反映し、推進体制のイメージ図に追記します。」と市の考え方を回答してします。また、「外部評価の仕組みに、障がい者団体などによる調査や検証を実施してほしい。」というご意見(No.47)に対しては、「障がい者団体の推薦者や障がい当事者も含めた委員で構成する町田市福祉のまちづくり推進協議会で外部評価を実施する予定としています。」と市の考え方を回答しています。 5-4 その他のご意見(5件)抜粋 「その他のご意見」として5件のご意見がありました。「町田市の地勢や環境を活かした魅力的なまちであってほしい。」というご意見(No.48)に対しては、「町田市に暮らす人、働く人、訪れる人など全ての人にとって魅力や幸せを感じることができるユニバーサル社会を実現するため、本計画の事業の推進に取り組んでまいります。」と市の考え方を回答しています。 ※カームダウン・クールダウン(室/スペース) 外部の音をなるべく遮り、外気温や湿度に左右されず、気持ちを落ち着かせることが必要になる方々で、発達障がいの方、知的障がいの方、精神障がいの方、認知症者等が利用されます。 図 カームダウン・クールダウンのピクトグラム 出典:町田市福祉のまちづくり総合推進条例 施設基準等マニュアル(2021年3月発行) 以上。 その3へ続く。