資料6 用語解説 (五十音順) 《あ行》 SNS ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略です。インターネット上で、個人同士が繋がれるような場所を提供しているサービスの総称です。 音声コード 印刷物の文字情報を二次元コードに変換したものです。スマートフォンのアプリや専用読み取り装置で情報を音声にすることができます。 《か行》 教育啓発特定事業 2020年5月に改正された「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)」で、移動等円滑化に関する「心のバリアフリー」を推進するために新たに創設された事業です。市町村が定めるバリアフリー基本構想に記載する事業メニューとして記載することができます。 「教育啓発特定事業の実施に関するガイドライン」(令和4年3月国土交通省総合政策局バリアフリー政策課)では、市町村又は施設設置管理者等が行う事業として、学校と連携して行う教育活動の実施に関する「学校連携教育事業」や、住民その他の関係者の理解の増進又は協力確保のための啓発活動の実施に関する「理解協力啓発事業」が示されています。 合理的配慮 障がいのある人がない人と同等に暮らしたり働いたりといったいろいろな活動をする上で、求めがあった場合に過度な負担のない範囲で必要な変更をしたり調整したりすることです。 障害者権利条約により、合理的配慮は障がいのある人から何らかの配慮をもとめられた時、過度の負担のない範囲で、社会の側の責任でやらなければならないことが明確にされました。また、障害者基本法と障害者差別解消法では合理的配慮を行わないことは差別になるとされ、行政機関には行うことが義務づけられました。 心のバリアフリー 人々の意識に根差している、高齢者、障がい者等への差別や偏見、先入観などに気づき、社会が作り出している障壁(バリア)の問題点を理解し、互いの人権や尊厳を尊重するように心のバリアを取り除くことをいいます。? 個別避難計画 名簿情報に係る避難行動要支援者ごとに、当該避難行動要支援者について避難支援等を実施するための計画で、その作成を市町村長の努力義務とするものです。 《さ行》 災害時情報共有システム 災害発生時において、社会福祉施設等の被災状況を迅速かつ正確に情報収集し、適切な支援につなげることができるよう、児童関係施設、障害児者関係施設及び高齢者関係施設について災害発生時における被災状況等を把握する厚生労働省のシステムです。 重点整備地区 バリアフリー基本構想において、旅客施設を中心とした地区、高齢者・障がい者などが利用する施設が集まった地区のことです。 障がいの社会モデル 「障がいの医学モデル」は、「障がい」を個人の心身機能によるものとし、個人的な問題として捉える考え方です。 これに対して「障がいの社会モデル」は、「障がい」は社会的障壁(モノ、環境、人的環境等)と個人の心身機能の障がいがあいまってつくりだされているものであり、その障壁を取り除くのは社会の責務であるとし、社会全体の問題として捉える考え方です。 「障がいの社会モデル」は、2006年に国際連合で採択された「障害者権利条約」において考え方が示されており、2011年に改正された「障害者基本法」においても、この考え方が採用されているなど、「障がい」の概念は「医学モデル」から「社会モデル」へと変化しています。 整備基準等マニュアル 町田市福祉のまちづくり総合推進条例の目的や考え方に基づき、全ての人が施設を安全かつ快適に利用できるよう作成された整備基準及びより高い水準となる望ましい整備について、解説・図解したものです。 《た行》 適合証 町田市福祉のまちづくり総合推進条例に基づく施設整備基準を一定以上満たすと交付されるものです。 読書バリアフリー 視覚障がい者、識字に困難がある発達障がい者、肢体不自由等の障がいにより、書籍について、視覚による表現の認識が困難な者を始めとする全ての人が読書することのできる環境を整備することをいいます。 例として、視覚障がい者等の利便性の向上のため、アクセシブルな電子書籍等(デイジー図書(マルチメディアデイジー)・音声読み上げ対応の電子書籍・オーディオブック等)を充実させることや、視覚障がい者等の需要を踏まえたアクセシブルな書籍(点字図書・拡大図書等)を提供することなどが挙げられます。 特定事業 バリアフリー基本構想における生活関連施設(高齢者、障がい者等が日常生活、社会生活において利用する施設)とそれらを結ぶ生活関連経路、車両等のバリアフリー化に関する事業のことです。 《は行》 バックキャスティング 最初に目標とする未来像を描き、次にその未来像を実現するための道筋を未来から現在へとさかのぼって記述するシナリオ作成の手法です。現在を始点として未来を探索するフォアキャスティングと比較して、劇的な変化が求められる課題に対して有効とされています。 バリアフリー 「バリア(障がい、障壁)」を「フリー(自由、取り除く)」という考え方です。障がいのある人が社会生活をしていく上で障壁(バリア)となるものを除去するという意味で、現在では、高齢者、障がい者等の社会参加を困難にしている物理的、社会的、制度的、心理的な全ての障壁を除去することを意味します。 バリアフリー基本構想 高齢者、障がい者等が日常生活、社会生活において利用する旅客施設、官公庁施設等を含み、それらの相互施設間の移動が通常徒歩で行われる地区等において、公共交通機関、建築物、道路等のバリアフリー化を重点的かつ一体的に推進するために、市町村が作成する構想のことです。 ピクトグラム 情報や指示、案内などを単純化された絵や図形で表したものです。「絵文字」「絵記号」「図記号」などと訳されることもあります。言語によらず情報を伝達することができ、街頭や施設内での案内などによく用いられます。 避難行動要支援者名簿 要配慮者のうち、災害が発生し、又は災害が発生するおそれがある場合に自ら避難することが困難なものであって、その円滑かつ迅速な避難の確保を図るため特に支援を要するもの(避難行動要支援者)の避難の支援、安否の確認その他の避難行動要支援者の生命又は身体を災害から保護するために必要な措置を実施するための基礎とする名簿で、その作成を市町村長の義務とするものです。 《ま行》 マルチメディアデイジー 文字や音声、画像を同時に再生できるデジタル録音図書のことです。文字の大きさ・色・行間などを変更することができるので、視覚障がい者だけでなく、高齢者や弱視の方も読書を楽しむことができます。 《や行》 ユニバーサルデザイン 年齢、性別、国籍、個人の能力等にかかわらず、すべての人が円滑に利用できるように建物や生活環境、製品などを作り上げるという考え方です。 以上。