6 ユニバーサル社会の実現に向けた取組〜3つの推進分野と30の推進事業〜 ユニバーサル社会を実現する取組や事業を体系化し、町田市福祉のまちづくり総合推進条例の理念に基づく、総合的・一体的な推進を図ります。 計画の実行においては、4-1(計画の目標)を踏まえ、「施設等整備のユニバーサルデザインの推進」、「心と情報のユニバーサルデザインの推進」、「災害対策のユニバーサルデザインの推進」の3つの「推進分野」別に30の推進事業を定めます。 また、4-2(目標を達成するための方針)で示した「みんなで取り組む」「継続して進める」という2つの方針に基づき、事業推進の実効性を高めるための仕組みづくりを進める上で重要な事業を「重点事業」として位置づけ、推進します。 2022年4月から11月の期間は、ユニバ計画における一部の推進事業(第2次計画から継続する事業のみ)を継続実施し、ユニバ計画策定時(2022年12月)には継続実施している推進事業をユニバ計画に組み入れ本実施とします。 なお、2022年度の推進事業については、資料編の資料4「まちだユニバーサル社会推進計画(第3次町田市福祉のまちづくり推進計画)の推進事業」を参照してください。 図 2022年度におけるユニバ計画の推進事業イメージ ■2023年度から2026年度の推進分野及び推進事業 目指すまちの未来像 全ての人が、日常生活やいざという時などあらゆるシーンにおいて、安全・快適で、一人ひとりの人間として尊重され、いきいきと暮らすことのできる社会 市民等にPRして、みんなで取り組む仕組みづくり 事業 イ ユニバーサル社会推進の広報・PR ロ 市民等との協働による事業の推進 推進分野1 施設等整備のユニバーサルデザインの推進 車椅子使用者対応トイレの拡張等、より一層の施設整備に取り組みます。また、心のバリアフリー等のソフト対策を、バリアフリー基本構想に追加し、ハード対策とソフト対策を一体的に推進します。 推進事業 1 【重点事業】バリアフリー基本構想の進行管理 2 【重点事業】福祉のまちづくり総合推進条例・適合証制度の普及啓発  3 バリアフリー、ユニバーサルデザインによる市の建築物の整備 4 ユニバーサルデザインによる市立学校の教育環境整備 5 歩道のバリアフリー改善整備(歩道整備・舗装補修) 6 放置自転車対策 7 バリアフリー、ユニバーサルデザインによる公園の整備 8 公共トイレ計画の推進 9 住宅バリアフリー化改修工事の助成・住宅改修アドバイザーの派遣 10 交通環境・地域で支える交通(移動支援)の整備 11 共同配車センターの運営 推進分野2 心と情報のユニバーサルデザインの推進 これまで以上に学校と連携した、新たな心のバリアフリーの普及・啓発を行います。また、デジタル化に対応した情報のユニバーサルデザインについても取り組みます。 推進事業 12 【重点事業】心のバリアフリー、ユニバーサルデザインの普及啓発 13 市立小・中学校での心のバリアフリー教育の推進 14 福祉教育の実施 15 生涯学習におけるユニバーサルデザインの啓発 16 市職員の心のバリアフリー研修の実施 17 交通安全情報の発信及び交通安全学習の充実 18 【重点事業】情報のバリアフリー、ユニバーサルデザインの推進 19 手話通訳者・要約筆記者の派遣 20 「高齢者のための暮らしのてびき」及び「障がい者サービスガイドブック」の作成 21 「まちだ子育てサイト」による子育て情報の発信 22 図書館サービスのユニバーサルデザイン整備 23 「町田市バリアフリーマップ」の整備 推進分野3 災害対策のユニバーサルデザインの推進 発災時には避難施設としての機能を有する学校のバリアフリー化等、ハード面の災害対策に取り組みます。また、避難行動要支援者の名簿の作成や、多様な媒体による防災情報の発信等、ソフト面の災害対策にも取り組みます。 推進事業 24 【重点事業】避難施設のユニバーサルデザイン整備 25 避難行動要支援者名簿の作成 26 二次避難施設(福祉避難所)の確保 27 避難経路等のユニバーサルデザイン整備 28 避難輸送の体制整備 29 防災情報のユニバーサルデザイン整備 30 災害時における社会福祉施設等の情報共有体制整備