4 計画の目標と方針 1 計画の目標 未来像の実現に向け、第2次計画の課題等を踏まえた次の目標を設定します。 1 全ての人が安心して移動や利用できる施設・都市基盤が整備されたまち 2 全ての人が情報の発信や共有ができ、互いに心の通い合うまち 3 全ての人が互いに支え合う災害に強いまち 2 目標を達成するための方針 ユニバ計画では、町田市福祉のまちづくり総合推進条例の理念に基づく、福祉のまちづくり・ユニバーサルデザインに関する取組を着実に進めるに当たり、第2次計画からの方針を引き継ぎます。 (1)みんなで取り組む ア 推進事業の取組を広報・PR 市民(団体)、事業者、関係機関、市の協働によりユニバーサル社会を実現する取組を効果的に推進するためには、各主体が、多様な人が使いやすい、生活しやすい環境をつくるユニバーサル社会を実現する理念を理解した上で、市民・ユーザーにはどのようなニーズがあるのか、何が問題となっているのかなどの情報を共有していく必要があります。その上で、推進事業の広報・PR活動に取り組むことにより、ユニバーサル社会を実現する取組の周知・啓発につながっていきます。 イ 市、市民及び事業者との協働により事業の推進を目指す 鉄道駅、道路、店舗等のバリアフリー化はそれぞれに進められ、一定の効果を上げています。しかし、駅は公共交通事業者、道路は市を始めとする自治体や国、店舗は事業者等、各施設は、個別に整備、管理、運用されているため、それぞれの施設をつなぐ経路が円滑化されず、結果として各施設の利用がしづらい状況も起きています。 現在、市内10地区のバリアフリー基本構想を策定していますが、今後、より広くユニバーサル社会を実現する取組を推進していくために、多様なユーザーや市民がニーズや意見を述べる機会を設け、多様な人の参加により市と市民(団体)、事業者、関係機関等、地域のあらゆる主体が連携し、一体となる必要があります。 (2)継続して進める ○取組の評価、検証、スパイラルアップ ユニバーサル社会を実現する取組を進めるに当たっては、多様な人々の参加やニーズに基づき、市と市民(団体)、事業者、関係機関等、地域のあらゆる主体と連携して目標に向けた取組を進めていくことになります。また、取組が完了した後、改めて、目標が達成されたかどうか、事業の推進過程で市民参加や意見反映ができたかどうか、そのほか満足度などを評価し、次の取組に生かしていく、スパイラルアップ(計画(Plan)、実施(Do)、評価(Check)、反映(Action)を繰り返すことで継続的に事業改善を行います。図参照。)が必要となります。 評価に当たっては、各事業の担当者が主体的に事業の改善と質の向上を展開するための「自己評価」と、客観的かつ専門的な課題を把握するための「外部評価」を組み合わせた評価手法を導入し、事業の進捗状況だけでなく、取組の課題を適切に把握し、改善(スパイラルアップ)に活かすことを目指します。 図 スパイラルアップを図で示したもの 図 「みんなで取り組む」・「継続して進める」計画推進のイメージ 図 まちだユニバーサル社会推進計画(第3次町田市福祉のまちづくり推進計画)の全体像