26ページ 5 みんなが暮らしやすいまちをつくろう 私たちが住んでいるまち(社会)の中には、子どもから大人、障害がある人もない人も、色々な人が暮らしています。 町田市では、まち(社会)の中にある「バリア」をなくす取り組みを行い、みんなが暮らしやすいまちづくりを進めてきました。しかし、障害がない人にはバリアを感じないことも、障害がある人にはバリアとなって困ることがあります。 障害がある人がさらに「自分のしたいこと」ができるまち(社会)にするため、「町田市障害者差別をなくし誰もがともに生きる社会づくり条例」をつくりました。 この条例では、「したいことがあるけれど、バリアがあって困っているので解決してほしい」と相談があったら、その解決方法をお互いで話し合って、相談された人は「合理的配慮」をしましょう、というルールを決めています。 みんなで力を合わせて、誰もが「自分のしたいこと」ができる暮らしやすいまち(社会)を一緒につくっていきましょう。 (注釈)条例とは、市のルールや決まりのことをいいます。 イラスト1:みなさんと一緒に取り組んでいく町田市障がい者差別解消犬「ノンバリー」 ●コラム 合理的配慮ってなに?〈車いすを使っているAさんの場合〉 車いすを使っているAさんは階段がバリアになって、中に入れませんでした。 お店の人に相談すると、取り外しができるスロープがお店にあると教えてくれました。 そこで、Aさんはそのスロープを使いたいと伝え、お店の人はスロープを用意しました。 このように話し合い、お互いが納得のいく方法を見つけ、相談された人はその方法で行うことを「合理的配慮」といいます。 イラスト2:カフェの出入り口に階段がありますが、お店の人が取り外しができるスロープを設置し、車いす使用者のAさんが使えるようにしている。 以上