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４　もっとバリアフリーを進めるために

まち（社会）の中では、建物や道路、公園、駅などのバリアフリーが進んでいます。
例えば、段差解消のためのエレベーター、車いすを使っている人などが使えるトイレや駐車場、視覚障害者が歩くための手がかりになる点字ブロックなどの整備です。
そのため、車いすを使っている人、視覚障害者、聴覚障害者、ベビーカーを押している人、子ども、高齢者など、様々な人たちがまち（社会）の中を移動して、買い物や食事、仕事がしやすくなってきています。

しかし、まち（社会）の中にあるバリアフリー設備について、本当に使いたいときに使えないことがあり、困っている人もいます。
　21ページまで読んで勉強した内容を元に、私たちができることはなにか考えてみましょう。

イラスト１：車いす使用のＡさんがカフェに入るため、設置されたスロープを登っている様子。
イラスト２：視覚障害のＢさんが点字ブロックをたどりながら単独歩行している様子。

●点字ブロック　正式な名前は「視覚障がい者誘導用ブロック」です。
点字ブロックは危険なところや注意が必要なところを伝える点状ブロック（警告ブロック）と、行き先まで案内する線状ブロック（誘導ブロック）があります。
目の不自由な人が手がかりにしているため、点字ブロックの上に立ち止まったり、自転車や物を置いたりしないようにしましょう。

画像１：点状ブロックと線状ブロック



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本当に使いたい人が使えるようにしましょう！
●エレベーター
エレベーターしか使えない人（例えば、車いすやベビーカーなど）がいます。
エレベーターが混んでいるとき、エレベーター以外を使える人は階段やエスカレーターを使いましょう。
写真１：エレベーターとエスカレーターが整備された写真。

●バリアフリートイレ
車いすを使っている人が利用するときに車いすの向きを変えられるように広くつくられているトイレです。
その他、大人のおむつ替えにも使える大きなベッドや、人工肛門・人工膀胱の人が排泄物を流すための設備、ベビーベッド・ベビーチェアがあったりします。
写真２：バリアフリートイレの内部の写真。

●障害者用駐車区画、思いやり駐車区画
障害者用駐車区画は、車いすを使っている人など、車の乗り降りに広いスペースが必要な人のためのスペースです。
思いやり駐車区画は、杖を使っている人や妊婦・子育て中の親などのためのスペースです。
写真３：障がい者用駐車区画と思いやり駐車区画の写真。



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見つけてみよう！色々なマーク
画像１：障害者のための国際シンボルマーク
障害のある人が利用できる建物、乗り物であることを表すマークです。

画像２：盲人のための国際シンボルマーク
世界共通のマークで、視覚障害者の安全やバリアフリーに考慮された建物・設備・機器などにつけられます。
音響式信号機や市役所などの出入り口に設置されている音声案内装置についています。

画像３：耳マーク
聴覚に障害があることを示し、コミュニケーション方法に配慮を求める場合などに使用されます。受付カウンターなどに掲示されます。

画像４：オストメイトマーク
人工肛門、人工膀胱をつけている人が使うための設備があることを表すマークです。

画像５：筆談マーク
聴覚障害者、知的障害者などが筆談での対応を求めるときに見せたり、筆談で対応できるところに置いてあります。

画像６：手話マーク
聴覚障害者などが手話での対応を求めるときに見せたり、手話で対応できるところに置いてあります。

画像７：身体障害者標識
肢体不自由のある人が、車を運転していることを示すマークで、表示は努力義務です。

画像８：聴覚障害者標識
聴覚障害のある人が、車を運転していることを示すマークで、表示は義務です。

出典：内閣府ホームページ
https://www8.cao.go.jp/shougai/mark/mark.html



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●身体障害者補助犬
身体障害者補助犬（このページでは「補助犬」といいます）には、以下の３種類がいます。
マーク１：補助犬マーク

イラスト１：盲導犬
視覚障害がある人が、安全に、快適に歩くお手伝いをしてくれる犬です。交差点や段差で止まったり、障害物をよけて歩きます。仕事中の盲導犬はハーネスをつけています。

イラスト２：介助犬
体の不自由な人のために、落としたものを拾う、ドアの開け閉め、指示されたものを持ってくるなどのお手伝いをしてくれる犬です。

イラスト３：聴導犬
聴覚障害がある人に、生活をしていく上で必要な様々な音を覚え、知らせてくれる犬です。（日本補助犬協会ホームページ参照）

・補助犬は特別な訓練を受けた犬です。
・補助犬には、障害がある人の体の一部として働くという大切な役割があります。
・市役所や図書館、駅や電車、バスをはじめ、レストランやスーパー、ホテルなど色々な場所へ連れて行くことが認められています。

補助犬は仕事中です。可愛いと思っても、話しかけたり、触ったりするなど仕事の邪魔をしないようにしましょう。

イラスト４：盲導犬を連れた視覚障害者がカフェでゆっくりしている様子。盲導犬は視覚障害者の足元でおとなしく待機している様子。


以上