香山緑地の計画
はじめに
2015年に閉館された個人所有の「香山園」庭園と美術館を含む一体を2017年に町田市が買い取り、多くの人が利用できる施設として整備を進めることとしました。
香山緑地内は、書院造の建築物、池泉回遊式庭園、埋蔵文化財を包蔵する樹林地が存在しています。鶴川駅周辺に残された市街地の貴重な緑の保全と都市景観の向上に資するとともに、町田市の観光拠点に一つとするため、周辺の古民家等の観光施設との連携を図りながら、美しい庭園と存在感のある書院造の建物を活かした緑地として整備し、鶴川地域への来訪者の増加と地域にお住まいの方の交流の場づくりを目指します。
庭園から主屋を望む(紅葉時)
基本方針
鶴川地域の観光拠点および市民の文化交流の場
- 子どもから高齢者まで広く町田市民が親しみを持ち、日常的に利活用できる
- 地域のにぎわい創出と地域経済等への波及効果を促進する
- 鶴川地域にある古民家と連携し、鶴川の観光資源としての役割を持つ
- 樹林地に代表される豊かな緑や鶴川・香山緑地の歴史を身近に感じられる
- 民間活力を活用し、適切な官民の役割分担を図る
香山緑地基本構想
市では、2018年3月に「香山緑地基本構想」を策定しました。基本構想では、書院造の建物をはじめ池泉回遊式庭園、埋蔵文化財を包蔵する樹林について、その歴史価値を保ちながら、鶴川地域の観光拠点の一つとして有効活用を図るため、その保存活用と整備の基本的な方向を定めています。
1.香山緑地基本構想_目次から序章(PDF・2,989KB)
2.香山緑地基本構想_第1章 計画条件と課題整理_1(PDF・4,582KB)
3.香山緑地基本構想_第1章 計画条件と課題整理_2(PDF・9,233KB)
4.香山緑地基本構想_第1章 計画条件と課題整理_3(PDF・25,703KB)
5.香山緑地基本構想_第1章 計画条件と課題整理_4(PDF・961KB)
6.香山緑地基本構想_第2章 保存活用と事業化の方向性検討(PDF・7,019KB)
7.香山緑地基本構想_第3章 保存活用の検討(PDF・7,639KB)
8.香山緑地基本構想_第4章 今後に向けて(PDF・533KB)
整備計画
主屋(既存建物)の改修、厨房棟・トイレ棟の新設、庭園、散策路等の再整備を行います。
主屋は、庭園を眺めながら飲食を楽しんでもらうほか、地域の方や訪れた方の休憩する場として整備していきます。また、学びや地域交流の場として多世代の方に利用して頂けるように、講座・ワークショップ等を行うことも想定しています。
池泉回遊式庭園は、主屋からの眺めを楽しんでいただく一方で、たくさんの方に鑑賞していただくよう池周りのバリアフリー動線を確保します。
樹林地は、緑豊かな空間を体感できるよう散策路を整備し、周囲の通行に支障のないように管理します。
今後のスケジュール
今後のスケジュールは以下のとおりですが、予定のため変更となる場合がございます。
2020年度から:香山緑地整備工事(主に、建物と庭園以外の基盤整備を実施)
2022年度:建物耐震改修工事(~2024年度)
2023年度:事業者選定
2024年度:庭園工事・オープン(予定)
このページの担当課へのお問い合わせ
都市づくり部公園緑地課
電話:042-724-4397
ファックス:050-3161-6269