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カワセミ通信220(2025年10月)
暑さ寒さも彼岸まで、という言葉がありますが、しのぎやすくなったのは10月になってからで、やっとのことで秋になりました。あまりに暑かったせいか、ヒガンバナもお彼岸には咲かずに、開花が先月の末ごろになりました。キンモクセイは、9月末に咲かなくなって今年で3年目、猛暑続きのこの3年の暑さのせいのようです。ただ、シジュウカラやヤマガラなどが庭先にやってくるようになり、季節が少しずつ動いているのも実感できます。
さて、先月の末に、第25回の「境川クリーンアップ作戦」が行われました。幸い天候にも恵まれて、この作戦の実行委員長のお話では、9か所の活動拠点(上流の橋本会場から下流の鶴金橋近くの一本桜会場まで)に、約700人の方が集まり、清掃作業に参加いただきました。
私も参加をしましたが、年々、境川に捨てられるごみの量が減っているようです。さらにうれしいことに、野鳥も多く見られました。カワセミ、イソヒヨドリ、イソシギ、セグロセキレイなど、経年データを持ち合わせていませんので、はっきりとは言えませんが、以前には見られなかった野鳥も見られるようになりました。
また、前日の土曜日には、町田市民ホールで「まちだのごみの未来」と題して、お笑い芸人のマシンガンズ・滝沢秀一さんの講演会を実施しました。滝沢さんは、芸能界での活躍の傍ら、ごみ清掃員として働いているという方で、当日のお話も、分かりやすいデータをベースに、また、現場で働く方ならではのセンスあふれる軽妙な語り口で、「きちんと分別しましょう」と資源化の大切さ、環境保全の心掛けのお話をいただきました。
前述の境川クリーンアップ作戦当日も、ペットボトルやレジ袋が捨てられていました。境川は相模湾に流れ込んでいます。これらのプラスチック類は、今問題になっている「マイクロプラスチック」の原因にもなります。
いよいよ来年の4月からは、市内全域で容器包装プラスチックの分別収集・資源化が始まります。市民の皆さんのご協力を重ねてお願いします。
原町田親水広場会場での清掃活動の様子
