小山田隧道東側壁面に壁画が完成しました

町田市では、誰もが安心して気持ちよく利用できる道路環境づくりを進めています。この取り組みは、多くの市民の活動によって支えられています。

小山田隧道は常盤町から小山田桜台方面へ抜ける桜台通りにある、延長45メートルのトンネルですが、心無い落書きに汚されていました。
小山田隧道の道路環境保全活動は、このトンネルを自分達の手できれいにしたいと立ち上がった、青少年健全育成忠生第二地区委員会の皆さんの呼びかけにより始まりました。

2012年秋、青少年健全育成忠生第二地区委員会の『小山田隧道をきれいにしたい』という思いに賛同した桜美林大学では、壁画制作のために学生によるプロジェクトチームが発足されました。
壁画のデザインやペイントスタッフの募集などは、全てプロジェクトチームを中心に学生の手によって自発的に行われました。
壁画制作活動は2月中旬から下旬にかけて行われ、雨が降る寒い日もありましたが、近隣にお住まいの方からあたたかい励ましの言葉をいただき、作業は進みました。
壁画制作中、青少年健全育成忠生第二地区委員会の皆さんをはじめとし、小山田南小学校保護者と教職員の会の皆さん、小山田小学校PTAの皆さん、小山田中学校PTAの皆さんにトンネル内の安全確保にご協力いただきました。
たくさんの市民の皆さんにご協力いただき、落書きの目立っていた小山田隧道東側の壁面は、明るく素敵な空間に生まれ変わりました。
この活動に対し、市では塗料や壁画制作に必要な道具等の支援を行いました。

トンネル内の暗い雰囲気を改善し、落書きをしたいと思えなくなるトンネルにするため、学生たちが考えたデザインのコンセプトは、『スキップしたくなるトンネル』でした。
東側の壁面だけでなく柱（歩道面）と天井にもペイントを行い、1つの空間として『スキップしたくなるトンネル』を表現しています。
思わずスキップしたくなるような、明るく素敵な空間に生まれ変わった小山田隧道。お近くへお越しの際は、ぜひこの素敵な壁画をご覧ください。