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常設展「武相の民権/町田の民権」のご案内

更新日:2017年10月25日

常設展示室前レリーフの写真 常設展示室前のレリーフ

常設展示室入口の壁面にある陶板のレリーフで、さまざまな人々が参加した自由民権運動をイメージしてします。


【展示解説についての知らせ】
あらかじめご予約いただければ、学芸員が展示解説いたします。
お気軽にお電話でお申し込みください(電話番号は下記参照)。

常設展「武相の民権/町田の民権」をリニューアルオープンしました!

武相地域(旧神奈川県)概略図の画像 武相地域(旧神奈川県)の概略図

2007年に刊行した『武相自由民権史料集』の成果を反映しつつ、“従来よりもさらに理解しやすく、見やすいものに”というコンセプトで、常設展示を2016年10月8日にリニューアルしました。
展示のタイトルは「武相の民権/町田の民権」で、武相地域(多摩を含めた当時の神奈川県域)を視野に入れた自由民権運動の展示にしています。

開催にあたって

常設展示室の様子1 常設展示室1

幕末から文明開化期の急激な変化は、政治だけでなく、経済や文化、生活習慣にいたるまで、地域社会にさまざまな動揺と混乱をもたらしました。幕末から村役人など村の要職を担った豪農たちは、欧米からの文物にも関心を持ち、それを採り入れつつ、地域秩序の回復・再建に尽力します。その選択肢の一つとして、天賦人権論(人には生まれながらにして自由・平等の権利があるという考え)に基づく自由民権運動がありました。
自由民権運動は、国会や憲法をつくり、参政権を国民に与えるよう政府へ要求した運動でした。運動の背景には、幕末の激動をくぐり抜け、秩序再建に奔走した地域リーダーたちの政治的成長があったといえます。それが、明治10年代の義務ばかりが先行し、権利が十分に与えられていない時代に、納税・徴兵などの義務に見合う政治的な権利を要求したい、という地域リーダーたちの政治欲求へとつながったのです。多くの地域リーダーがこの運動に参加するようになり、彼らは民権家と呼ばれるようになります。
現在の町田市域をはじめとする多摩地区は、自由民権運動が盛んだった時期、神奈川県に属していました。神奈川県は、武蔵国6郡と相模国9郡から成り立っていたために、「武相」とも呼ばれました。武蔵と相模に分かれて活動していた運動を、一つにまとめようとしたのが町田市域の民権家で、1881(明治14)年に原町田では武相懇親会を開き、その後も武相の自由民権運動をリードしていきます。
本展では、町田市域の民権家たちの動向を中心に、武相地域(旧神奈川県域)の自由民権運動の経過と、運動が地域社会にもたらした影響をご紹介します。

常設展示室の様子2 常設展示室2

展示構成

1)「自由」と「民権」~自由民権期への扉~
2)黒船来航~横浜開港と武相地域の人びと~
3)村にとっての文明開化~古きに尋ね、旧きを改める時代~
4)県会での活動~つどい、つながる地域リーダー~
5)結社の時代~議論する場の誕生~
6)国会と憲法の要求~立憲政体をめざして~
7)自由党への参加~武相の民権運動と政党活動~
8)民権期の民衆運動~土地と金融をめぐって~
9)激化する民権運動~大阪事件と武相の民権家~
10)盛り上がる演説会~新しい語り方にのせて~
11)新聞・雑誌~道具としてのメディア~
12)国会開設を視野に~大同団結・三大事件建白運動~
13)初期議会期の地域政治~国政というステージのもとで~
14)三多摩移管~神奈川から東京へ~
15)明治20年代の若者~青年像の模索~
16)石阪昌孝の子どもたち~美那・公歴・登志と北村透谷~
17)記憶と記録~顕彰と再評価~
18)部落・民権・キリスト教~響きあう信仰と運動~

子どもむけのコーナーを新設!

自由民権運動って何? 常設展(廊下)

「自由民権運動って何だ?」の声にこたえるパネル3枚を廊下に用意しました。
学校で習うのとは一味ちがう角度から、自由民権運動とは何かを知ることができます。

関連情報

町田の民権家と結社

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